今まさに危険を感じたら、まず自分の身を守る行動を。救急・火災は 119番、事件・事故は 110番
電気は4つのライフラインのなかで最も早く復旧する傾向があります。ただし危ないのは「止まったとき」より「復旧したとき」。停電が戻った瞬間に火が出る「通電火災」は、地震後の出火原因として大きな割合を占めます。
停電した直後にやること
- 避難するときは必ずブレーカーを落とす停電が復旧した瞬間、倒れた電気ストーブや傷んだ配線から発火する通電火災を防ぐため。阪神・淡路大震災でも大きな出火原因になりました
- 家電のスイッチを切り、プラグを抜く特に暖房器具・アイロン・ドライヤーなど熱を出すもの
- 冷蔵庫は開けない開けなければ数時間〜半日は冷気が保ちます。開閉のたびに保存できる時間が短くなります
- 明かりはろうそくではなくLEDに余震でろうそくが倒れると火災になります。懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを載せると、ランタン代わりの拡散光になります
- スマホをすぐ節電モードにする情報と連絡の生命線です。停電が長引くほど、充電の1%が重くなります
- 復旧して家に戻ったら、ブレーカーを上げる前に確認ガス臭くないか、水漏れや配線の損傷がないかを見てから通電してください
感震ブレーカーがあれば、留守中でも自動で電気を止められます
揺れを感知して自動的にブレーカーを落とす装置です。数千円のおもり式・ばね式から設置できます。地震のとき家にいるとは限らないので、通電火災対策としては最も確実な方法です(チェックリスト)。
エレベーターに閉じ込められたら
停電でも非常用電源で最寄り階に停止する機種が増えていますが、閉じ込めは起こりえます。行先階のボタンを全部押す/非常ボタンで連絡する/無理にドアをこじ開けない。救助を待つあいだ座って体力を温存してください。
電気を自分で確保する手段
| 手段 | できること | 注意点 |
|---|---|---|
| モバイルバッテリー | スマホの充電数回分 | 普段から満充電に。半年に1度は残量を確認 |
| 乾電池式充電器 | スマホの充電、ラジオ・ライト | 電池の使用期限を確認。単3・単4を多めに |
| ポータブル電源 | スマホ・PC・扇風機・電気毛布など | 容量が大きいほど高価・重い。定期的な充電が必要 |
| 自動車からの給電 | シガーソケット、車種によっては100V/1500W | ガソリン車はエンジンをかける必要があり、換気と燃料残量に注意 |
| EV・PHEV | 外部給電器やV2Hで家電、家全体への給電も | 排ガスが出ないので車内でも安全。詳しくは車中泊のページ |
| 太陽光+蓄電池 | 日中の発電と夜間の使用 | 自立運転モードへの切り替え方法を平常時に確認しておく |
オール電化の家は、停電=調理・給湯・暖房の停止
IHクッキングヒーターもエコキュートも動きません。カセットコンロと予備ボンベは、オール電化の家庭こそ必須です。エコキュートの貯湯タンクには数百Lの水が入っており、非常用水として取り出せる機種もあります(取扱説明書で確認を)。
平常時にやっておくこと
- 感震ブレーカーを設置する分電盤タイプのほか、後付けできる簡易タイプもあります
- 停電で何が使えなくなるか書き出す給水ポンプ、オートロック、インターホン、電動シャッター、医療機器。特に医療機器を使っている家庭は電源の確保を最優先に
- モバイルバッテリーを常に満充電に保つ「使ったら充電する」を習慣に。乾電池式充電器を1つ足しておくとさらに安心です
- 懐中電灯を寝室・玄関・車に置く停電は夜に起きるとは限りませんが、夜に起きると何もできません
- 停電情報の確認先を登録しておく東京電力パワーグリッドの停電情報ページをブックマークしておく
本ページは一般的な防災知識と、さいたま市・戸田市・蕨市および気象庁・内閣府・消防庁等の公開情報をもとに作成したまとめです。最新の避難情報・ハザードマップは必ず各市区の公式サイト・防災行政無線・気象庁の発表をご確認ください。