今まさに危険を感じたら、まず自分の身を守る行動を。救急・火災は 119番、事件・事故は 110番
水道は、電気より復旧に時間がかかります。人が生きるのに必要な水は1人1日3L。4人家族で1週間なら84Lで、2Lペットボトル42本分です。まず「家の中に残っている水」を確保し、それから給水拠点に向かうのが順番です。
断水した直後にやること
- 家の中に残っている水を確保する浴槽・洗濯機・給湯器のタンク(貯湯式なら数十〜数百L)・トイレのロータンク。断水直後は蛇口からもしばらく出ることがあります
- 建物の安全を確認するまでトイレを流さない排水管や下水道が壊れていると、階下や室内に汚水が逆流します。まずは携帯トイレを使うのが正解です
- 応急給水場所の開設状況を確認する水道局・市のホームページや防災行政無線で。開いていない場所へ行っても水はもらえません
- 運ぶ手段を用意してから行く水は1L=1kg。10Lで10kgです。ポリタンクだけでなくリュック型給水袋・キャリーカート・台車があると、往復が現実的になります
- 水の使い方を「飲む用」と「生活用」に分ける食器はラップをかけて洗わずに済ませる、体は水を絞ったタオルで拭く。生活用水は湧き水・井戸水でもまかなえます
受水槽から各戸へ水を送る給水ポンプが電気で動いているため、水道管が無事でも停電すると水が出なくなります。高層階ほど影響が大きく、階段での運搬も必要になります。停電と断水はセットで考えてください。
エリアの給水拠点
さいたま市(南区)
市内の学校・公園などに111か所の応急給水場所があります(災害用貯水タンク68か所、非常災害用井戸23か所、浄・配水場20か所)。断水時は水道局のホームページ等で開設状況を確認してから向かってください。
湧き水・井戸水は使えるのか
湧き水や井戸水は、トイレを流す・体を拭く・洗い物をするといった生活用水としてはとても有効です。実際、さいたま市の応急給水場所111か所のうち23か所は「非常災害用井戸」で、市が管理する井戸が給水拠点として使われます。
湧き水には大腸菌などの微生物が含まれていることがあり、下痢・嘔吐・腹痛の原因になります。湧水を原因とする集団食中毒(腸管出血性大腸菌O121で37人が感染)の事例も報告されています。定期的に水質検査を受け、検査結果が掲示されている場所以外は「飲用不適」と考えてください。
埼玉県の環境管理事務所では5分の煮沸を推奨している例もあります。燃料に余裕がないときのために、携帯用浄水器やフィルターボトルを備えておくと選択肢が増えます。ただし浄水器は化学物質までは除去できません。
洪水では下水や汚水が地下に入り込み、地下水が汚染されることがあります。荒川氾濫が想定されるこのエリアでは、水害のあとの地下水は特に危険です。南区・戸田・蕨は荒川低地で自然の湧水も多くありません。湧き水を当てにせず、飲料水の備蓄(1人1日3L×日数分)を最優先にしてください。
平常時にやっておくこと
- 飲料水を1人1日3L×7日分ためる古いものから使って買い足す「ローリングストック」なら、賞味期限切れを防げます
- お風呂の残り湯をためておく習慣をつけるトイレを流す・掃除するための生活用水になります。小さな子どもがいる家庭は転落に注意
- 携帯トイレを人数×日数分そろえる水が止まって最初に困るのはトイレです。1人1日5回として計算してください
- 給水を受ける道具を決めておくポリタンク、リュック型給水袋、キャリーカート。空のペットボトルを何本か取っておくのも有効です
- 最寄りの応急給水場所を確認しておく上のリンクから、自宅から歩いて行ける場所を今のうちに調べておいてください
出典: さいたま市水道局「応急給水場所」/ 戸田市「応急給水拠点のお知らせ」/ 蕨市「水道」/ 埼玉県「災害時の応急給水拠点の整備について」
本ページは一般的な防災知識と、さいたま市・戸田市・蕨市および気象庁・内閣府・消防庁等の公開情報をもとに作成したまとめです。最新の避難情報・ハザードマップは必ず各市区の公式サイト・防災行政無線・気象庁の発表をご確認ください。