レシピ管理アプリを探していて、どれも同じところで手が止まりました。写真は1枚まで、2枚目からは課金。カテゴリの自動設定も課金。
手元のスマホに自分のレシピを置いておくだけなのに、枚数に線が引かれるのは納得がいきません。そこで、自分が使うぶんだけを作りました。Android アプリ「RecipeStock(レシピストック)」です。
- 広告なし
- 課金なし
- 登録数の上限なし
- 写真の枚数も無制限
通信するのは「URLからレシピを取り込むとき」だけ。あとはすべて端末の中で完結します。
レシピの登録は3通り
- URLから登録 — レシピページの住所を貼ると、材料と手順を読み取ってくれます
- テキストから登録 — メモ帳に書きためた文章を貼ると、材料と手順に振り分けます
- オリジナルレシピを登録 — ぜんぶ手入力。レシピ本の写真も何枚でも貼れます
ブラウザの「共有」から RecipeStock を選ぶと、中身がURLでも文章でも、合う登録画面が直接開きます。
URL取り込みは、サイトごとに対応を書いているわけではありません。レシピサイトが検索エンジン向けにページへ埋め込んでいる情報(schema.org の Recipe)を読んでいるので、クックパッド・楽天レシピ・クラシル・DELISH KITCHEN・白ごはん.com など、多くのサイトで動きます。
取り込んだ内容は下書きとして編集画面に置くだけで、登録するかどうかは必ず自分で決めます。読み取りが外れていても、登録する前に直せます。
材料名でも探せる
検索はレシピ名だけでなく材料名・メモ・コツまで見るので、「冷蔵庫に豚足がある」から料理を決められます。
カテゴリはいくつでも作れて、1つのレシピに何個でも付けられます。「沖縄料理」「作り置き」「休日の朝」など、自分の探し方に合う名前で構いません。
人数を変えると、分量も変わる
詳細画面は上から「材料 → 手順 → コツ → メモ」の順で、台所で読み下せる並びにしました。4人分のレシピを2人で食べる日に、いちいち頭で割らなくて済みます。
「少々」「適量」「2〜3個」のような数にできない分量は、そのままの言葉で残します。勝手に数字にしないほうが、作るときに困りません。
買い物リストは、同じ材料をまとめる
材料の横の「買い物リストへ」を押すと、必要なものがそのまま買い物リストに入ります。人数を変えていれば、その分量で入ります。
いいところは、2つのレシピで同じ材料を使うと1行にまとまること。売り場で2行に分かれていると買い間違えます。単位が違って足せないときは「1個 + 少々」と並べて残し、片方を勝手に捨てません。
買ったものは消さずに下へ送るので、押し間違えても取り消せます。片付けるのは会計のあとで大丈夫です。
機種変更でも持っていける
レシピと写真をまとめて zip ファイル1つに書き出せます。そのファイルを新しいスマホに送り、同じ画面の「取り込む」で読み込むだけです。
- いま入っているレシピは消えません。足すだけです
- 同じファイルを2回取り込んでも、同じレシピは増えません
- 登録日時や「作った回数」もそのまま運ぶので、移した先でも並び順の意味が変わりません
中身は独自形式ではなく、recipes.json と images/ が入っただけの普通の zip です。このアプリを使わなくなっても、パソコンで開けば中身を取り出せます。
わざと作らなかったもの
写真からの文字読み取り(OCR)
文字を読み取るには画像を外へ送ることになり、手元だけで完結させる作りから外れます。レシピ本は写真として何枚でも貼れます。
カテゴリのAI自動設定
外れた札を直す手間のほうが、自分で選ぶより大きいからです。
中身のはなし
Kotlin と Jetpack Compose(Material 3)で書いた Android アプリです。データベースは Room を使わず素の SQLite で、レシピも写真も端末の中だけに置きます。アカウントもログインもありません。
写真は取り込むときにアプリのフォルダへコピーします。ギャラリー側の写真が消えても、レシピから絵が消えないようにするためです。インターネット権限は持っていますが、使うのはURL取り込みのときだけ。広告も解析も入れていません。
おわりに
「レシピを何件まで、写真を何枚まで」を気にせずに貯められるようになりました。市販アプリで課金の対象になっていた部分こそ、いちばん自由でいてほしいところだったからです。
同じところで手が止まっている人の参考になればうれしいです。
